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NEW ENTRIES
接点
2006年03月04日 (土)
乾いた音がする粘膜のこすれ合う湿った音と
生々しい吐息が響いていた部屋
カチカチとプラスティック同志がぶつかる音
かすかなモーター匂い
身体を寄せ合い、触れ合えば触れ合うほど
触れて欲しい部分が強く意識される
密着していた身体を離された後の
軽く目を閉じて弛緩して
温もりの余韻に浸る
唐突にジージーと耳障りな音が意識に上ってくる
脚が開かれる
甲高い乾いた音が少し遠くなり
脚の間でこもった感じに変わる
見つめられているその瞳は
悦びをたたえている
早く触れて欲しい
もっと悦んで欲しい
想いが過ぎるのと同時に脚の力が抜け
腰を浮かせてしまう
暖かい吐息がかかるのを感じる
もう少し
脚の間の空気が振動している
もう少し
点と点が触れ合う
背筋を貫き通す電流が視界を白くかすめ
快楽の反響が脚に力を入れさせ
つま先までピンとつっぱってしまう
波のように、押し当てられ緩められる細かい振動に浸る
でも、求めているものはこれとは違う
指が欲しい
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そうですか、欲しいですか。
指からしっかりと伝わる体温、
包まれた指にも体温が伝わることでしょう。
では