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言葉にした光景 

2006年08月14日 ()
blind
一日の熱を溜め込み、じっとりと汗ばんだ肌が
乾いた空調がいきわたった部屋の中で静まり始める

生活感のないこの場所



ほのかに点るベッドサイドのランプ
ドアの下から漏れ出る廊下の光

四つんばいになっている白い背中が
おぼろげに浮き上がっている

何もまとっていない白い曲線
脚の間、暗くうごめいている影の部分を通して
首輪に錠前で留めたチェインが手元まで伸びている

身体がうごめくたびにチェインを微かに響かせながら
その振動とうねりが手元に伝わってくる

口枷をくわえ込んだ口からは言葉を発することもできず
唾液を垂れ流しながら、前にも後ろにも動けないまま
ただ、次の動きを欲し、待っている

手首を動かして、チェインを上に引き上げる
冷たい金属が、ほてった身体の中心線にそって、
ぴんと張り詰めていく。

首輪にかかる力、胸から腹部、そして股間に触れる
金属のひんやりした感触

乾いた金属音
湿った身体に触れる金属


目の前に広がっているのは
何度となく言葉にしたそのままの光景




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[2006.08.14(Mon) 00:27] 妄想Trackback(0) | Comments(2)
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COMMENT

by kenG
はなさん

コメントありがとうございました。
遅くなりました。

そうですね。

帰ることが出来ない野性

一度、離れてしまった以上
たった今持っているものが、
今の野性とでもいうものになる
のではないでしょうか

想像力は、何かを邪魔をするというより
次の野性を求めるために・・・
戻れないことを哀しむより、
目指すものがあることを・・・
そんな風に考えたいものです。






by はな
人間は頭でっかちになってしまったので、
野生に帰りたいのかもしれませんね。
でも。どうやっても帰れないことを知るのです。人間の想像力というものが、邪魔をする。そして想像力というものが、野生以上の快楽をもたらすのも、人間の哀しさであり、
人間の人間たる所以かもしれないと、
記事を読んで思いました。

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COMMENT

はなさん

コメントありがとうございました。
遅くなりました。

そうですね。

帰ることが出来ない野性

一度、離れてしまった以上
たった今持っているものが、
今の野性とでもいうものになる
のではないでしょうか

想像力は、何かを邪魔をするというより
次の野性を求めるために・・・
戻れないことを哀しむより、
目指すものがあることを・・・
そんな風に考えたいものです。





[ 2006.08.26(Sat) 19:50] URL | kenG #/aF5ZJNE | EDIT |

人間は頭でっかちになってしまったので、
野生に帰りたいのかもしれませんね。
でも。どうやっても帰れないことを知るのです。人間の想像力というものが、邪魔をする。そして想像力というものが、野生以上の快楽をもたらすのも、人間の哀しさであり、
人間の人間たる所以かもしれないと、
記事を読んで思いました。
[ 2006.08.14(Mon) 12:29] URL | はな #- | EDIT |

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