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熱く、冷たい 

2007年04月23日 ()
外から与えられる刺激と
内から湧き出る妄想が
相交わって生み出されるもの



視界を閉ざし椅子の上にすわらせる

ただ椅子にすわっているだけなのに

気配を感じ取ろうと、びりびりと身構えているようにも
貪欲に快楽を受け入れたい一身で、弛緩しているようにも
刻一刻と様子を変えているその姿

その真っ暗な視線の先には
いったいどんな光景を想い描いているのか
そのまっくらな視野の先にあるものを
少しづつ具現化し、導くのだ



立ち上がって衣服をすべて取り去り
両手、両膝で四つんばいになるように命ずる

一歩一歩導いていく

首輪にくくりつけた鎖を
脚の間から背中の上に引き上げて
その冷たい感触を味あわせては一歩前に

むき出しになった尻に平手を打ち付けて
もう一歩前にと

手のひらの熱いほてりと、鎖の冷やかな感触
味わいながら、ゆっくり少しづつ進んでいく

やがてクローゼットにすえつけられた鏡を前に
身体の向きを変えて、背後に後ずさりするよう命ずる

曇りひとつなく磨き上げられたその鏡に触れる瞬間
息を呑む気配、動きが止まり、くぐもった声を上げる

止めずに、こすり付けるように命ずる

堰を切ったように、しゃにむに鏡に背後を押し付け
ゆらゆらと、上下左右に腰をくねらせている

ほてった体が、冷え切った鏡に押し付けられ
澄み切った鏡が、あふれ出る体液で汚されていく

くねる身体の背後をすべるらせるように
背筋から尾てい骨にかけてなぞらせていた指先を
鏡の上に持っていき

自ら尻をあげさせ、指先に触れさせる

一度、滑らかな鏡の上に指先の突起を捕らえると
上半身を床に伏せ、持ち上げて指を捕らえ続けようと
指をを欲する一心で身体を動かしながら、
動きは激しさを増していく


ふとクローゼットに近いドアの向こう廊下を行き来する人の気配

耳元でささやく


「聞こえてるな」


緩んだように見えた身体
電流が流れるようにびくんと反応している

その刹那、妄想を超え真っ暗な視界に
いったい何を見ているのだろうか



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[2007.04.23(Mon) 00:54] 妄想Trackback(0) | Comments(0)
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