透き通った・・・

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垂らした唾液を舐めとった舌が残したぬめりが
にぶく光る唇のまわり

顎から唇にかけてゆっくりと、産毛の先に触れるように
時にねっとりと舐めあげるように、じっくりと舌でなぞっていく。

あと数センチで触れるまでに近づいた舌がうごめく感覚に
だらしなく開けた口から舌を伸ばし、直接触れようとする

触れさせない

ただ顎の周り、唇の輪郭を、ゆっくりと舐めつづける

なめくじ通ったあとをもう一匹のなめくじが追いかけているように
口の周りに感覚が集中し、もどかしさからか、もじもじと脚を動かし
身体に力が入っているのを見届ける。

ふと舌の動きを反転し、舌の先を触れさせる

一瞬、止まる舌の動き

舌の先を根元に向かってなぞっていく

唇が重なり、深く舌を差し入れる。
息が止まり、歯がぶつかり、甘い唾液を交換する。

与えられたものを貪り尽くすように
呼吸をする間も惜しみ、唇を食み、舌を吸う姿

湿った音が響く


唇に与えら得た悦びに集中して、緊張した身体がゆるんでくるのが
伝わってくる。


そのままには、させない。

開いた手を伸ばして、胸の突起をつまみ、ひねるように引く。

苦痛のうめきをあげゆがんだ表情には
絶対的な快楽と苦痛がちりばめられている。