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視覚で得られるもの 

2006年01月23日 ()

その部屋の入口を入った左手はクローゼットで
クローゼットの扉は、鏡貼りになっている。

ベッドの横で、ぐったりとした身体を引き上げて、
立ち上がらせ、部屋の中を入口の方に追いやっていく。

ふらふらと、進んでいく

口元から糸をひいて流れでる唾液を
手でぬぐうこともせず、ふらふらと
クローゼットの方に向かっていく

ようやく、クローゼットの手前までくると
所在なげに、立ちすくんでいる。

背後から鏡に向かって押し当て
胸に手を回して、乳首をきつくつまむと
眉間に皺をよせてうめく

後頭部に手をやって、鏡に顔を押し当てる
ボールが鏡に当ってコツコツと音を立てる

つねられて熱く火照った乳首が
冷たい鏡ふれる感触に身を捩じらせながら
激しくなる吐息が鏡を白く曇らせる

しっかりと目を閉じたまま、
全身でその感触、感覚、を受け入れている

見るように命ずる

異物を口に含んだままの
無様な表情を、鏡に映して見届けさせる

途切れることなく糸を引いて垂れる唾液
唾液で濡れた胸元
赤く突き出した乳首

自らの身体をいじられる様子を鏡に映し
あふれ出る感触と結びつけているのだろうか

ふっと、後から押し上げるように支えていた力を抜くと
座り込んでしまう

部屋を広く見せる役割も担っている鏡は
足元から天井までとどく大きな物

座り込んでも、目の前には
姿がしっかりと写りこんでいる

足を開くように命ずると
躊躇する間もなく、すっと足を広げる

糸を引いているのは唾液だけではない

もう命ずる必要もない

時々、うっすらと目を開けて
そんな、自らの姿を確かめている



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[2006.01.23(Mon) 00:35] 妄想Trackback(0) | Comments(0)
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