つらつらと思うがままに嗜好などについて綴っていますが、
漠然と思っていることが、こうして書くことで整理され、
再認識されるということがあります。
そんなことをしていると、不思議なことに、ここぞというタイミングで
後押ししてくれるものと出会うことがあるものですね。
それは、他の方のblogであったり、blogへのコメントであったり、
トラックバックであったり様々ですが、マラソンの給水所のように、
先に進む養分を与えてくれるもの。躊躇する背中を押してくれるもの・・・
などなど。
渋澤 龍彦『エロスの解剖』から引用
他者の苦痛あるいは残酷が自分に伝達されたと感じなければ、みずから快感を得るわけには行かないはずであろう。
いわば他者の情緒が自分の心に反映し、鳴り響くのである。
・・・なるほど。
御大の底知れぬ知識から紡ぎだされる端正な言葉の中に、
わが意を得たりという部分が見つかるとは。
またひとつ、貯金ができたような気分です。