透き通った・・・

背骨を覆うなめらかな肌

うつ伏せの背中で組み合わせた腕
ささくれだった麻縄が幾重にも絡みつき
自らの反応をそのままに意識させる


背筋から尾骨に繋がる
ひとすじの見えない線

なぞる指先

研ぎ澄まされる感覚で、背後に受ける微かな刺激が
もっと大きなうねりを欲していることを
よりはっきりと自覚させるための呼び水になり

白く乾いた背中から暗く湿った陰までの
一直線が、ゆるやかにうねりつづける

背後に覆いかぶさり
ふさぎたくてもふさげない耳
口元を近づけささやく

・・・

艶かしい香りが立ち上る

目を閉じれば、それは確かにそこにあり
目を見開いたからといって見ることができず
でもしかし、とめどもなく湧き出て、押し寄せてくるもの

研ぎ済まされた感覚が受け入れるかすかな刺激も
あふれ出る快楽に押し流されるような荒々しい行為も
身体的な反応とともに、ただ消耗されていくだけではない


磨り減るくらい想い描き続けてきたものが
現実になっていくその過程がそこにある

一方的で自己満足的な行為としか見えない責めでも
なんの意思もなくただ受け止めるだけの態度も

類型的な嗜好に分類されたり、どんな形で表現されようとも
自分自身が何を欲しているかを追い求めるからこそ
欲するものを想い描きつづけるからこそ

それは与えられることになるのだし
得ることができるのではないだろうか

わけあって40日の禁欲を
自らに課した男性が主人公の
非常にわかりやすいコメディで
印象に残ったシーン

やわらかい白い花びらの先が身体の輪郭をなぞり
まるで白い舌が身体の上を這っていくように花弁が舞う

やわらかな曲線を描く下腹部を
滑らかに滑っていくやわらかい吐息

白い花弁が黒い下着のふちにひっかかり
かすかに震えながら、やがて足の間に消えいく

ほんのわずかのシーンですが、
なかなか味わいのある一幕でした

以前、ギド・クレパクスのＯ嬢
というエントリを書いたことがありましたが
１年ぶりにこんなサイトを見つけました。


みつけたといっても、さやかさんの
スパンキングとＳＭで、さりげなく
紹介されていたこのサイトが
たまたま目に留まったということで

物語といい、絵の質感といい
いい感じです

なんの予備知識もなしに
たまたま見た映画



予想以上に楽しめました。

従順な秘書がボスのお仕置きを受けて…!?
クセになる快感をストレートに描く異色ラブロマンス。

確かに、そういってしまえば、それまでなのですが＾＾；
なんかほかに表現のしようもあったでしょうに。

このような紹介文よりは、もっと繊細な物語ですよ。

GYAOの紹介はこちらから

秋の夜長にどうぞ

以下はねたばれ

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