自らの姿を目の当たりにすることが、
物理的に与えられる刺激以上の快楽を高まりを味わう
きっかけとなることがあります。
自分の意志で高まろうとするよりも、
強く、早く、かといって置き去りにしないような行為。
自らは抑えきれないほどの、あふれでる快楽を導き出せたら・・・
そんな状況を妄想できるでしょうか。
正面に対峙して、ゆっくりとボールギャグをはめる。
口をあけて、ボールをくわえ込む。
目を見つめながら、股間に指を伸ばす。
ほどなく吐息を漏らしながら、脚をもじもじとさせて
与えられた指を味わっている。
ライティングデスクの前に背中を押しやって行く。
膝の力が抜け、今にも床に崩れ落ちそうな体を、
背後から無理やり押し上げると、上半身でかろうじて
デスクにしがみついている。
眼前には鏡があり、少しでも頭をあげると、
自らの姿と対峙することになる。
背後から手を回し、顎を押し上げ、身悶える自分自身と
対峙させる。閉じた目を開け、しっかり見るように命ずる。
指は足の間の襞をまさぐり、捕らえて放さず、
なめらかな愛液が泡立つほどに細かい振動を与え続ける。
ずり落ちそうになる身体を、その額が鏡につくくらいに、
ぐいぐいと何度も押し上げる。
正面を見ていられずに、顔をふせると、
ギャグの隙間からは、流れだすよだれがあふれ出て
突っ伏したテーブルの上で組んだ腕の上にしたたりおちる。
もやは、デスクにしがみついていることすらできない。
ふらふらとへたり込んでしまう。
うつむいた口元から、ゆっくりと滲み出し、
やがて滴り落ちるよだれ。
糸を引くそれは、ゆっくりと加速度をつけながら
つややかに光り、床にしたたっていく。
早速のコメントありがとうございます。
「状況が思い浮かぶかのような文章」とは
僕にとっては最大の褒め言葉です。
ありがたいことです。