「スイッチ」・・・・・多くの人はONとOFFを連想することと思います。
心が通じあい、嗜好を分かち合うことができる相手に対して、受け入れる状態になったことを、
「スイッチが入った」
と、表現しているわけですが。
ところで、この「スイッチ」。単純にON/OFF、イチがゼロか、というわけではないということを、ある人は、こう表現して気づかせてくれました。
「ボリュームを最大にしてくださいね」
互いの嗜好が相入れあい、理解しあえるものかどうか。その、最初の一歩を踏み出す時。確信があっても、確証がない・・・そんな時。
刹那的な交わりであればスイッチのON/OFFで済むかもしれませんが、その時、その人に対する想いの強さや深さを、求めるものの大きさ広さに、自らが気づき、相手に伝え、それを互いに受け入れる・・・といった深いつながりは、ONとOFF,イチとゼロの二者択一ということだけでは、なしえないものではないでしょうか。
「ボリューム」を低く抑え、相手にそれが響いているか、その感受性に受け入れられるものか、探り合って、気づきあって、、確かめ合う・・・・。そのような時を経て、やがて、そのつまみをひねって、ぐっと最大にするその瞬間が訪れるからこそ、より深く、スイッチが入る。ということになるのではないでしょうか。
これまでにポストした方々のスイッチは、こういった過程をへて、作り上げられたものだったのかと・・・実感する、今日この頃です。