外すボタン、袖を抜く動作のひとつひとつが、スイッチとして作用しているようで。小さなスイッチであっても、ひとつひとつ積み重ねられることで、大きなうねりを呼び起こす。
少しづつあらわになっていく上気した肌は、たとえ吐息であっても、触れることに対して、敏感に反応する状態になっている。
ゆっくりと立ち上がって、背後に回りこみ、また正面に立つ。
歩いた時に起こるわずかな風にでさえ、身を捩らせる。
ふと手を伸ばし乳首を強くつまむ。
背中手をまわし、首筋にに息を吹きかける。
身を引いて、また押し付けるようになだれかかってくる。
既にスイッチが入った状態での直接的な刺激は、身体中に波紋を広げていくかのような反応が引き出されている様子が見てとれる。
そしてついに、うつむいた口元から、吐息に混じってぼそぼそと。
「・・・して・・・ください」
そう、その言葉が聞きたかったんだと実感する。
直接的な刺激ではなくても、自らの動作をもって自らスイッチを入れる行為をさせることができる。
最後の一押しは、そのか細い声。
それは、僕のスイッチが入る音でもあったのかもしれない。
コメントありがとうございます。
>必死で放った言葉に自分にスイッチがガチャンと入ることあります。
>その時のスイッチは開放された感覚というより、起爆剤のような感じです。
なるほと、起爆剤ですか。
ガチャンと入るまでに、どれだけエネルギーを溜めて起爆させるか・・
そのための下ごしらえをいかに丁寧にするかで、
起爆した後の反応がかわってくるのでしょうね。
ぼちぼち更新していきますので、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いします。